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ある日突然、俺達の国はある組織に支配された……
不思議な能力を使い、あっという間にこの国の頂点に就いたそいつらの身体には……
刺青が施されていた。
その時、俺はバイクで旅をしていて、とある小さな町の食堂でテレビを観ていた。
突然、テレビがそいつらを映し、後ろ向きに映ったそいつらの背には仏の刺青が施されていた。
綺麗だ……
俺はその刺青の集団を観て、ごく自然にそう思ってしまった。
ふっと昔、俺がまだガキだった頃の事を思い出す。
幼なじみの信ちゃん家の銭湯で出会った、背中に片眼の恐い顔の刺青をした外国人？に憧れた事を。
アレｯ？
今、何か違和感を感じたなぁ？
まぁ、気のせいだな。
俺にはどうでもいい話だとばかりに、俺はその店を跡にしバイクに跨がった。
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