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「やっぱ、い・・・」
「一年間、ってのは一種の契約期間」
「え?」
やっぱり、いい。
言わなくて良い。
そう言おうとしたあたしを遮ったルカの言葉。
「本当は、スベテあの時に言うべきだった」
ゆっくり、ルカは話し出す。
「俺ら、ヴァンパイアは自分で契約期間を決められる。俺の場合は一年間。そして、一年後にもう一回聞くんだ《俺のになってくれるか?》って。もし、その答えが《はい》なら、そいつもヴァンパイアになる。だけど・・・」
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