プロローグ

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他人の気持ちが分からない。 ―――わかるはずがない。 人の目が怖い。 ―――そんな目で見ないで。 耐えられない。 ―――このまま壊れてしまう。 違う。 私は壊れたんだ。 私は 自分がどう思われてるか、 どんな風に見られているか、 目に見えない、だからこそ最も恐ろしい存在に常にびくびくと怯えていた。 他人に見られるのが 怖くて。 怖くて。 怖くて。
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