遊心論13

1/1
581人が本棚に入れています
本棚に追加
/90ページ

遊心論13

うちの家は特殊で元々縫製の工場でした。 家は細長く表庭の方から 兄家族、母親、うちら家族 平屋でひとつ屋根の下に住んでいます(お風呂・台所・トイレ・玄関は各世帯ずつある) ある晩のこと 兄嫁と嫁が飲みに行くので 送り迎えする事に [まさと]も行くというので4人で出発。 家の前の道をまっすぐ走り、ひとつ目の信号を左折し15分ほど走ると右側にあるイタリアンのお店 お店の駐車場で2人を降ろした 帰りの車内では自然と霊の話しになっていた。 遊 「今も見えるの?」 まさと 「うん いっぱい見えるよ」 遊 「変わった霊っている?」 まさと 「うんっ いるよ」 遊 「どんなの?」 まさと 「なんかね、馬に乗ってる」 遊 「馬? どんな服きてるの?」 まさと 「よろい?みたいな、頭にもなんかかぶってる」 遊 「鎧? 色は?」 まさと 「うーん赤? 暗くて良くみえない」
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!