出会い

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オレはすみれ。体の中に後2人の人格を持っている。今日は仕事がオフなので駅前をブラっとすることにした。店に入り、いろいろ見て周り最後にアクセ売り場に行った。ショーケースを一通り見目についたクロスモチーフのシルバーリングを買った。そして、いざ帰宅しようと思った矢先、不意に今日買った指輪💍が手元から転げ落ちた。 ーコロコロコロ、コツン。ー 何かにぶつかり回転が止まる。指輪を拾いつつその何かを見上げる。 すみれ「❗ ひ…人?」 その人物は熟睡しているようだ。そのままにしておくと風邪を引きかねないので起こすことにした。  すみれ「もしも~し起きろよ」 と身体を揺すると目を覚ましたみたいだ。 ?「……?」 辺りをキョロキョロ見回している。 ?「ここは…どこなんだい?」 すみれ「どこって…2007年の郡山市さ。オレはすみれって言うんだ👍お前の名前も教えろよ、呼ぶ時困るだろ」  ?「ああ、僕はケイオス。ちょっと未来に来過ぎたみたいだね」 すみれ(未来に来過ぎた?)何言ってんだ(・・?)  ケイオス「帰る方法を探さないと…😖」 ケイオスは何か焦っているようだった。 すみれ「良かったらその方法が見つかるまでウチに来ないか?」 ケイオス「良いのかい?」 すみれ「オレも独り暮らしだから寂しくてさ」 ケイオス「じゃあお世話になっちゃおうかな」 本当は一目惚れだった。下心ありありで誘ったけど、そんなコト言えるはずがない。こうして、オレとケイオスは運命的に出会ってしまった。。
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