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キミちゃんがぼくと出会ったのは、約半年前のことです。
その時のキミちゃんは、公園のベンチに座り、夜空を見上げていました。
ぼくが隣に座ると、キミちゃんは直ぐに気がつき、真っ直ぐな瞳でぼくを見つめてきました。
するとキミちゃんが、
「不思議ね、満月の光がとても良く似合う、すごく綺麗で神秘的」
と、ぼくに向かって言ったのです。
キミちゃんにとって、ぼくは見ず知らずの男なのに、その日からぼくは、キミちゃんの『不思議な友だち』という認識になったようです。
なんせキミちゃんは変わった子です。
そんなキミちゃんとの楽しく愉快な日常を、記録として残していくことにします。
これはキミちゃんとぼくの、どこにでもあるような無いような、そんなお話です。
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