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窓の外は雪がちらついていた。 雪が降るのは珍しいわけではないが、こんなに積もったのは何年かぶりだ。 「ふ、ふふーん」 コンビニ袋を振り回しながら家路についていた。 家から最寄りのコンビニまで歩いて30分もかかる。 しかし田舎ではない、たまたま近くにコンビニがないだけなのだ。 真っ白な歩道に新しい足跡をつけて歩くのが楽しくなっていた─────── キキィー! 横からクラクションが激しく鳴った。 目を向けると、トラックが迫っていた。 道路が凍っているためトラックは止まらない。 猛スピードでこちらに迫っている。 逃げなきゃ、と頭ではわかっているがその場でへたりこんでしまった。 クラクションは鳴り響く‥‥
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