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ー北の森ー
蜜柑と清波は北の森の中を歩いていた。
清波:蜜柑。
蜜柑:ん?
清波:平気か?
蜜柑:うん、ヘーキ。ありがと、清波…。
蜜柑は辛いのを我慢しながら返事をした。
清波:はぁ~……
蜜柑:せ、清波?
清波:蜜柑…俺って頼りない??
蜜柑:え…?
清波:俺の前でも我慢するの?
蜜柑:………
蜜柑は黙り込んでしまった。
清波はもうなにも聞かない。それが清波の優しさだった。
清波:………あ、なんだ?あれ……
清波が指さした方向には小さくて可愛い小屋がある。
ギィィ…。
蜜柑:シッ!誰か出てくる………って…え?
蜜柑達は出てきたものを見て驚いた。
蜜柑・清波:…………ぬいぐるみ…?
かコーンかコーン…
ぬいぐるみは薪割りをはじめた。
清波:なんだ、ぬいぐるみか…
いこーぜ蜜柑。
蜜柑:えー……でも……
清波:ははっそうだったそうだった!蜜柑はあーいうの好きだもんな。
そういってる間に、もう蜜柑はそのぬいぐるみに近づいて行っていた。
カサッ
蜜柑の足音にぬいぐるみが反応する。クマのぬいぐるみだ。
ぬ:…………(怒
蜜柑:あ…ゴメンね、おじゃまだったかな?
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