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すると今時風の男は少し驚いた顔をしたが、すぐに理解した。
「そっか。今回が初めての子か。…それでも巷じゃ裕司はよく知られた男なんだけど。もしかして婚活自体初めて?」
裕司という男はどうやら婚活の世界では大変な有名人らしい。
確かに金持ちそうだし、あれだけの容姿をしていれば女性が結婚したいとゆうのも分かる…気がする。
「婚活は今回が初めてなんです。…だからよく分かんなくて」
姉貴は何度もあっても、俺は初めてだ。
…もう二度と女装して来たくないけど。
「そっか!にしてもホント謙虚だよねー。かわいいし。俺気にいちゃった!どう?付き合わない?」
…は?
ちょ、こんな簡単に話が進んじゃうの!?
いきなり付き合おうだなんて会って間もないのに!
「…だめかな?」
返事に戸惑っていると男は悲しそうにそう言った。
…うっ、断りづらい。
「…な、名前は?」
付き合う以前に名前聞いてないじゃんっ!!
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