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「いやーーーー。面白くなってきたあ」
滅茶苦茶楽しそうに笑いながら、控え室に入って来たロド。
俺は溜息をついて答える。
「ロド。お前なあ。何考えてんだよ」
琥珀に、髪を纏めて貰いながら俺は肩を落とす。
銀色になってしまい、長く今の身長だと膝の辺りまで来そうなコノ髪は何時も結んで纏めてある。
本来の身長なら、腰の辺りまでなので大した事はないのだがなあ。
切ろうか・・・・・・と思った事もあったんだが、琥珀が反対するんだ。
綺麗なのに勿体無いってさ。
だから、ま、いっかなあって。
俺の言葉に、ロドは本当に楽しそうにする。
「いやあ・・・・こんな楽しそうな事・・・・今まで無かったからなあ。滅茶苦茶楽しい」
満面の笑みで言うロドに、俺は溜息をつく。
「お前なあ・・・・・・・・」
「ははははは。とにかくさあ。お前なら全然楽勝だろ?
学生レベルなんかさあ」
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