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愛美「そういえば、健は趣味とかないの？例えばバスケとか、野球とかさ！」
俺は焦った！今まで何事にもやる気が出なかったから、そんな事を考えたことが無かった。
…とりあえず俺は、こう答えた！
健一「う～ん歌好きからバンド組みたいかな！」
これは嘘だった！何か「バンド」って響きがいいから言ってみただけだった！
・・・だが愛美が!!
愛美「うちも組みたい！って思ってたんだぁ!!なんなら一緒に組まない？」
健一「…いいけど、俺のポジションは？ギター？ドラム？それともベース？」
愛美「うちがギターやるから健はボーカルね！あと、リーダー！」
健一「えー！何で俺がボーカルなんだよ!!」
愛美「何か文句ある？」
健一「ごめんなさい。全く問題ありません。」
愛美「よろしい！」
やばいぞ！俺、今まで生きてきた１５年間の間に一度も歌ったことなんかない!!
だが、そんな事よりも他に大事な事を忘れていた！
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