一雫の朝

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靈「………斎藤様??」 斎「………えっ?」 別にぼうっとしていたわけではない。しかし、靈羅はいつの間にか目の前で首をかしげていた。 足元には沖田の時同様バラバラになった残骸。 斎「………何が…」 靈「………… 別に…… それだけなんですけどね。総司にやったのも。 特別強く叩いたわけでもなくて、ただ『乱れ斬り』しただけなんですよ。使い方がわからないので、これしかできないんですよ。」 斎藤はその残骸にてをかけてみた。切り口は刃物で切ったくらいに鋭く、全て同じような大きさで揃えられている。 斎「………見事だ。 まったく見えなかった。 しかし、先程の無気力はなんだ?」 靈羅は自分の指を自分の唇に当てた。 次の瞬間、斎藤には、靈羅がニヤリッ嫌な笑みで笑った気がした。 靈「秘密」
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