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目を覚ますとそこは白い世界なんぞじゃなく薄暗い部屋の中だった。
「監禁ですね分かりたくありませんでしたwwwww」
体を起き上がらせて辺りを見回してみるがあるのは壁と天井だけでせいぜい床に五芒星を中央に描いた巨大な錬成陣が書いてあるだけだった。
「………………いやいやいやいやwwwなに冷静にナレーションしてんだよ俺。だった、じゃねーよwwwww」
落ち着け俺、こういうときはあれだ円周率を数えりゃなんとかなるって隣ん家のばあちゃんが言ってたジャマイカwww
「3.14 3.14 3.14 3.14……よしっ落ち着いたwww」
数えるの意味が違う?4より先覚えてねーんだよwww察してくれ。
「……あー、なんか思い出したわ。ちーちゃんの異世界召喚に巻き込まれたんだった」
下校中に現れた魔法陣に逃げる間もなく幼なじみと一緒に連れ去られたのが最後の記憶だ。
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