第二章 NYへ

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  すごい、羽田や成田よりも、ずっと大きく感じる。 様々な人種の人が颯爽と行き交う様子は本当に迫力がある。 珍しい光景にひたすら感心していると、 「これが我が社の車です」 と告げた涼子の言葉に可愛は我に返った。 いつの間にか駐車場まで来ていて、涼子は「どうぞ」とベンツの後部座席のドアを開けていた。 「す、すみません、ありがとうございます」 こんな綺麗な人に、車のドアを開けてもらうなんて恐縮しちゃう。  
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