出会い

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また、別に自習室があって マンツーマンで教えてほしい人には 別にある個別指導の契約を申し込んでもらい 県内の名の通った大学生 (営業用の生徒募集要項には専門の講師となっている) がバイトで教えてくれる (・・・余談だが そのバイト募集の広告を 大分後の事だが、新聞の折込に入れた事があり それを見た父兄からクレームの電話がハンパない時期があった 当然っちゃー当然の話だ なんせ、専門講師が教えるからと 1コマいくらという高い金額を契約の時に貰うので それが大学生のバイトでした じゃ詐欺ですよこれ まぁそれは本部からの指示でのことだったのだが 現場のみんなも焦りもビックリもしたが、何より笑えた 笑) では担当は何をするのかというと 教室に通える範囲に住んでいる子には毎週通うように 通えない子には電話で進捗確認や 月に1度は教室に越させるためにスケジュールの調整などをする ほんとに勉強以外の事の面倒を見るのだが 当然思春期の男子女子な為 勉強以外の様々な要因で疎かになったり やらなくなったりしてしまうので あの手この手でやる気を起こさせ ひいては大学へ進学させるという そんな役割だった 自分が担当になった子というのは 当然同性異性を問わず可愛い 出来の悪い子ほど可愛いという 親の名言があるが、ほんとにその通りで 当時10人ほどいた自分の担当生徒は 全員可愛かった その中で彼女は一人だけの女子で 最初私はどう接していいのか良くわからなくて 教室の勉強担当の女性などによく相談していた 自分の、他に担当している子に その子の面倒を見させたりね 担当の子へはこれまた対応マニュアルがあり 初めて教室に来たらまずは次に来るまでに 指定した参考書を買ってくるように伝える そしてマニュアルどおりの宿題を出し その宿題を2度目の来室時に持ってくるまで が自分の責任の範囲だった その後の勉強の進捗などは 教室の教える人(教員免許を持ってる人) が全部引き継いでくれるので 本来ならその後は教室に来た時に 顔を合わせたら話しかけるくらいで ほんとは済んだ筈なのだが・・・
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