126人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
いた
夢じゃなかった。
良かった。
翔真が飛び起きたせいで静がモゾモゾと動き出す
「どうしたの・・・」
「ごめん、起こした?」
クスクスと笑う静
「ごめんって言う程の時間じゃないじゃん」
そうか、二度寝したんやったと時計を見上げる
モソモソと静も上半身を起こすと翔真が、その体を しっかりと抱きしめた
「どうしたの?おかしいよ?」
「何でもないゎ・・・腹、減ったなぁ」
時計は昼にかかろうというところだ
「そう?」
「お前は欲がなさすぎんねん」
「そんな事ないよー」
綺麗に笑う静
しばし思わず翔真は見惚れてしまう
「ね?」
「ん?」
「こないだ言ってたトコ食べに行こうよ。」
「ん?あぁ・・・行こか」
最初のコメントを投稿しよう!