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これは罪の日記…になると思う、言うなれば告白かな
先ず私の事とこの日記の意味を書かないといけない
私は月島病院院長の娘
まぁ兄がいるので継がせないと言われたので、関係ないけど
だけど、院長の娘という立場は良い
病院内をいつでも、自由に徘徊出来るくらいの権利がある
裏口の鍵も持ってるし、本当に自由
廊下を歩いていて、たまに不倫現場を目撃したり、修羅場が出現していたり、すごいのでは薬物のルートさえ分かる時もあった
で、ここからが日記の意味
雪が降る11月頃
私はいつもどうりに病院内の廊下をゆっくり歩いていて、途中で出会うナースや患者さん、それにお医者さんなどと話したりで暇を潰しているのが私の日常
だけど、途中で通りかかった部屋から声が洩れていたのが分かった。私は好奇心旺盛に扉の隙間から声を聞こうと、耳を当てた
会話を聞いて、私は立ち尽くした
声の主はよく分からなかったが、こう言っていたのは覚えてる
戒君はもうだめだ、いっそ殺してしまおう。明明後日にあれは届くから準備しないと…
話のなかに戒という、私の幼なじみの名前
多分、独り言だったんだろう
何故だか、そのとき私は驚愕や呆然よりも殺さなきゃ、という言葉が私の頭を支配した
だけど今は殺さない。だから、書き残さなければいけない。私の愚考を
これが日記の意味
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