私の日記

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11/22 これは罪の日記…になると思う、言うなれば告白かな 先ず私の事とこの日記の意味を書かないといけない 私は月島病院院長の娘 まぁ兄がいるので継がせないと言われたので、関係ないけど だけど、院長の娘という立場は良い 病院内をいつでも、自由に徘徊出来るくらいの権利がある 裏口の鍵も持ってるし、本当に自由 廊下を歩いていて、たまに不倫現場を目撃したり、修羅場が出現していたり、すごいのでは薬物のルートさえ分かる時もあった で、ここからが日記の意味 雪が降る11月頃 私はいつもどうりに病院内の廊下をゆっくり歩いていて、途中で出会うナースや患者さん、それにお医者さんなどと話したりで暇を潰しているのが私の日常 だけど、途中で通りかかった部屋から声が洩れていたのが分かった。私は好奇心旺盛に扉の隙間から声を聞こうと、耳を当てた 会話を聞いて、私は立ち尽くした 声の主はよく分からなかったが、こう言っていたのは覚えてる 戒君はもうだめだ、いっそ殺してしまおう。明明後日にあれは届くから準備しないと… 話のなかに戒という、私の幼なじみの名前 多分、独り言だったんだろう 何故だか、そのとき私は驚愕や呆然よりも殺さなきゃ、という言葉が私の頭を支配した だけど今は殺さない。だから、書き残さなければいけない。私の愚考を これが日記の意味
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