腐男子くんと肉食男子くん

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偏差値はそんなに高くない、全寮制の男子校。 そんな男子校に僕、中月満(なかつきみつる)は通っています。 シャツはスカイブルーでネクタイはパープル、ズボンはホワイト。 爽やかなイメージが、他校にも流通しているようで女子にも人気。 人気と言えば僕のクラスメートでルームメイトの倉部龍一(くらべりゅういち)くんは、近隣の学校の女子にも人気です。 モテモテです。王道を突き進んでます。 「あの、これ受け取ってください!」 「は?」 「手紙の中に私のプロフィールとかもあるので…!失礼します!」 「あ、おい!」 王道を突き進む彼に女子は、登下校の隙に彼に手紙、ラブレターを手渡して行くのでした。 「手紙、返事出すですか?」 「は?いや、興味ねぇし」 「!なんでですか!?他に好きな人が居るですか!?男ですか!?」 「…落ち着けよ。今のところ、誰にも興味ねぇの。わかったか?」 「居ないですか…。じゃあ、出来たら教えてください~」 「嫌だよ。委員会あっから、先行く!」 「あ!」 ちなみに、僕は腐男子でも龍一くんの恋のお相手が男でも女でも応援するつもりです。 友情優先です。 .
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