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最後に兄貴は短冊とペンを取り出した。
「今日は七夕だから、願い事しないとな!」
ふーこちゃんは、迷わず書き始めた。
・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆・:来年も、ここでヒロさんと永吉の誕生パーティーができますように!
・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆・:
「明日は見送り行けないから、ここで言う!」
いつもと違った真剣な顔の兄貴…
「ふーこ!サヨナラは言わない、俺ずっと待ってる!こいつとな」
兄貴は俺の頭を撫でた。
ふーこちゃんは兄貴に抱きついた。
ハイ✋俺ジャマです🐱少し下がって二人を見守る。
「ヒロさん!」
「必ず、元気になって俺の女になれ!」
抱きしめ合うふたり。
「うん!」
兄貴はふーこちゃんのオデコに優しくキスを落とす。
そして、ふーこちゃんの唇を指で優しくなぞる。
「大人の恋は、帰ってきたら、たっぷり教えてやる!」
目を閉じれば億千の星
一番ヒカルお前がいる
初めて一途になれたよ
夜空に響け愛の唄
・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆・:・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆・:
俺が歌えたらきっとこの曲を歌っていただろう
ニャーンしか言えないけど🐱
完
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