Hello,hello.This is our

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Hello,hello.This is our

入学した時から心に決めていた。 入部届けをもって職員室に向かう。 廊下は人で賑わっていた。 親の仕事の都合でついこの前、この町ー藤が丘にひっこしてきた私には、まだ友達ができない。 「テンコーセイ」なんてものは日常に退屈しきった学生達にとっては非日常のはじまるきっかけと同じで、しかもこの年代、「何か特異な能力を持った奴がやってくるのではないか」なんて少なからずも期待しちゃうわけで。 そんなだから顔も普通、成績も普通、取り柄と言えばよく撮った写真が心霊写真になるくらい霊感が強い、みたいな私が教室に入るのをみた暁には大いに落胆したことだろう。 なんかすいませんね。 いくら私がテンコーセイとはいえ、優しくしてやってもなんの特にもならないと判断した連中は、またもとの日常にもどっていった。 たまにくるのは私をぱしりに使おうとするクラスの中心の女子メンバー。 でもあまりにもつまらないから飽きられた。 悲しいね。 まぁ別にぱしりになるくらいならぼっちでもいいかなーみたいな。 よく「冷めてる」なんて言われるけど、向こうから話しかけてくれば普通に喋れるし、別にコミュ障でもないし…多分。 前の学校には友達だって結構いた…と思う。 要は地味キャラ。縁の下の力持ち。それが私。
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