-10-(王道転校生)

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「…お前、また貰ったのか」 隣の椅子に積むように置いていた、貰った菓子パンや飴やクッキーに視線を向けたあと、なぜか呆れの目へと変わった。 「まるで餌付けだな‥」 顔をしかめる驟雨に俺はただ首を捻る 「たぶん‥?助けたお礼だと思うけど」 餌付けじゃないよ、と遠回しに言ってみるも 「いや、水無月は… 甘いモノを口にしているときだけ、雰囲気が柔らかくなるんだよ。ほわわん…って感じで… って、聞いてるのか?」 プリンを取り上げられた為、その隣のチョコムースを食べたら驟雨に睨まれた。
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