愛しかたがわからない

67/74
225人が本棚に入れています
本棚に追加
/74ページ
その日は一晩中ひっついて、 今までの事 色々聞いて、色々話して。 空白の時間を埋め合うように とても、愛おしい時間をすごした。 次の日仁を一人で帰らせた。 すっげえ、嫌がってたけど さすがに、俺も急には帰れないし。 梅さんや、 優しくしてくれた従業員の人たち、 常連さんともお別れがしたくて、 少しの間待ってもらった。 その間に仁は 俺たちの新しい家を借りていた。 「皆さん、ありがとうございました。」 「和也、元気でね。 また、いつでもおいで」 「うん、ありがとう。 梅さんも、幸せにね」 「ああ。」 5年前に来た道を戻っていく。 だんだんと、家が増えて 緑が減り、 騒がしい音が聞こえる。 懐かしい、あの頃の町。 『かずー。』 「じん…」 そして、大好きな人。 俺はもう、何にも負けない。 愛しかたがわからなかった 俺とは、お別れ。 これからは 2人で、2人の道を築いていきたい。 END ついに終わりました!!すいません。 話はなんとなく決まってましたが、なかなか書けなくて。 最初の方設定が無理やり過ぎますね(笑) けど、最後の方は、ちょっと成長してるかな? 「花菖蒲」カズ君はなにを込めたんでしょうね?(笑) よければ、お調べくださいな♪ 感想いただけると嬉しいです では
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!