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「じっちゃんいるかー? 」
「おう、今日は早いのー」
工場で竈に鉄を入れながらいつも通りの禿げた老人がにこにこ笑いながら尊を出迎える。
「お、珍しい今日はレアメタルじゃん」
淡く透明に光る鉄を取るとミゲルに投げ渡す。
「丁寧にあつかわんか!! こりゃ上客の依頼品なんじゃぞ!! 」
「上客、ああ、確かギルドに所属してない人だっけ?
」
尊は思い出しながら話す。
黒いコートに口元に煙草をくわえるスキンヘッドの男。
「ただもんじゃないな」
「ほれ、仕事するぞー」
「ういー」
尊は腕をまくる。
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