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そして再び驚きのループが始まるかと思いきや、職員室で話題になっていたのか幾分マシだった
それから生徒会の仕事を終え、寮に戻った…のだが
奏
「会長…階……違う」
獅音
「…」
無意識で前の部屋に向かってしまった。陸に「方向音痴なんですか?バ会長」と言われながら、本来の部屋へ戻った
黎遠
「うぃっす!調子どお?」
獅音
「…なんだ、幻覚か」
黎遠
「リアルだからREAL」
部屋に入ると、何故か黎遠様がリビングでカップラーメンをすすっていた。あれ?こんな軽い話し方してたっけ?
黎遠
「はたから見てて思ったんだけどよ…俺様キャラって痛いよな。もう素でいっていいぞ」
あぁ、キャラ作りされてたんだった。忘れてた。…で
獅音
「…黎遠様、少々問い詰…お聞きしたいことがあるのですが」
黎遠
「…あれ?獅音からダークオーラが溢れてる。まさか…獅音も厨二病に!?」
厨二病なんですか!?黎遠様!
黎遠
「こうしちゃいられない…!特効薬を作らねば…!!」
一生無理だと思います
黎遠
「て事でアデュー!!」
止める間もなく再びベランダからダイブした黎遠様。部屋に残されたカップラーメンのゴミを見ながら私は思った
何しに来たんだ?あの人
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