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「ふ、ふ……ふーははははははは」
笑い声がリビングに響く、俺は足をテーブル置きながら腕を組み偉そうにしている。
その左右には十四人の人間が並んでいた。
メイドが七人、執事が七人、全てが俺の部下だ。
そして対面に座るメイドが一人いる。
なんという図々しい人間だ、この家の主である俺と対等とでも言わんばかり優雅にハーブティーを口にしていた。
擁護するわけではないが、その姿は美しいと表現してもいい。
何故なら外見は美しいから絵になってしまう。
「汚い笑い声ですね。とても旦那様の子供とは思えませんよ?最もあなた様には品位など存在しないわけですが…」
丁寧な言葉と微笑み…間違っているのは内容だ。
だが俺はそんな言葉には動じない。
何故なら昨日から親父は海外だ、それも仕事で…帰ってくる目処はたっていない。
つまりこの家の決定権は全て俺にある。
それをわかっているのに目の前腐れメイドは堂々としている。
母親が俺を産んで死んだ。それから数年後、親父が俺の育ての親として外国から連れてきたのが目の前のムラサキだ。
それからは地獄だった、親父には良い顔をして俺を虐め教育というなの体罰で押さえつけていたのだ。
「はは、言ってろよ。けどいいのか?今現在は俺がこの家の主だ。雇い主にそんな態度だと首にしちゃうよ?ねえいいの?俺が調べた結果によるとお前、親戚も親もいないみたいだな。困るよなあ、この家を追い出されたらなぁ。大体お前みたいなおばさんはこの家追い出されたらもう終わりだもんな、あーはははは」
俺は今歪んでいるだろうな。
けどこれは当然の結果だ。
勿論首にするなんてしない、ただ足でも舐めさせて服従させる。
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