4252人が本棚に入れています
本棚に追加
/304ページ
「にしても、このクラスの変態率ははんぱないな。」
周りを見回して、おかしな行動に出ている人数は、約半分。誰もが興奮した様子だ。
「暗夜…」
「ん?光輝か。どうした?」
「何で黙ってたのさ?この顔を見れば、あっちの子だって何にも言わなかったのに?」
「俺が注目されるの嫌いだって知っているだろう?だからだよ。」
「せめて僕に教えてくれてれば…」
「だって何かあった時に言いそう何だもん。今まで聞かれなかったし。」
やっぱり光輝が突っかかってきた。勝手に文句を言っている。だから嫌なんだよ。完全なる主人公は…
「俺は聞かれなかったし、これからも見せる気は無かった。うーとみーがやらなきゃ、一生あのままのつもりだった。」
「でも…」
「平和がいちばんなんだよ。あまり関わらないでくれないか?お前のこと嫌いじゃないけど、平和に生きたい。」
「…わかった。でも、時々遊びに行くよ?魔法を教わりに。」
「それなら許す。部屋にある本は、言ってくれれば貸すさ。」
「ありがとう。暗夜。」
俺達は短いやり取りを終え、元の生活に戻った。
最初のコメントを投稿しよう!