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私の過去の殆どは、闇の中に居る様だった。
周りの人からしたら、大した事では無い様に思えるかも知れないけれど、私にとってはかなりしんどいものだった。
初めは、虐めで人が信用出来なくなった事。
近所の同級生に、当時私が少しだけ裕福だった事を妬み、嫌がらせをされた。
しかし、気の弱い私でも「止めて」と言ってきたし、親や先生に相談もした。
すると、「調子に乗るな」と言われたり、「先生にバラしやがって」と逆上されたりして、更にエスカレートしてしまった。
親には、虐められるのは虐められる方に問題が有るからだと逆に怒られ、其れから親に相談する事は無くなった。
此れで、人を信用出来なくなってしまった。
次は、過剰な期待で自信が無くなった事。
運動音痴の私が唯一得意だったのが縄跳びで、当時の体育で何のチームが最後まで残るかという単純なゲームをしていた。
私は学年で一、二を争うくらい上手くて、私の御陰で殆どチームは優勝出来たんだけど、偶に失敗してしまって優勝出来なかった事が有った。
初めは「失敗は誰にも有るんだから大丈夫」と励ましてくれたけど、「次こそは失敗しないでね」とプレッシャーを掛けられ、ミスが増えていった。
すると、段々「又失敗したのかよ」とか「何で失敗するんだよ」とか、自分達の失敗を棚に上げて私のミスばかり責めてきた。
此れで、私は自信を持てなくなってしまった。
最後は、友達が居なくなった事。
一人で帰っている子が可哀想だと友達が言うので、私は裏表が有る其の子が嫌いだったが、一緒に帰る事になった。
其れから初めは申し訳そうにしてたけど、段々一緒に居る事が当たり前になって、自分がリーダーの様に振る舞っていた。
そして彼女も私の事が嫌いだったらしく、私の有りもしない悪口でも友達に話して、外そうとしてきた。
始めは「ちょっと話したい事が有るから待ってて」だったのが、最後には「私達だけで話すから何処かへ行ってよ」になっていた。
此れで、友達が居なくなっていった。
他にも小学生の時には、折角新たに友達を作ったのに、私を嫌う他の奴に友達を取られたり、其の友達から嫌いな人と共に悪口を言われたり、散々だった。
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