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「そうだな…やってみるか」
俺の返答を聞いて、イズールとウェル。
2人が満足そうに頷いた。
そんなやり取りを繰り返し、俺達は王城へと到着する。
偉そうに門番と挨拶を交わしたイズールは、早速風呂場へと案内した。
血で汚れた服はメイドに渡し、俺は颯爽と湯船を目指す。
それにしても広い。
公衆浴場の3倍は有りそうだ。
「広いな…水泳大会出来るんじゃないか?」
思わず独り言を呟く。
「ははは。それは良いかもな!」
ん?
反射的に声の主へ振り返る。
そこには全裸で仁王立ちするイズールが居た。
「お前も入るのか…」
「ああ。勤務終わったしな。裸の付き合いも悪くないだろう?」
何故だろうか。
嫌なイメージしか沸かない。
「あ…ああ…。まあな…」
伴って曖昧な返事しか返せぬ俺。
イズールは「変なヤツだな」と呟くと、ゴシゴシと頭を洗い出した。
シャンプーしている様だ。
スキンヘッドなのに。
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