Prologue  いきなり監禁コース!?

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「……はて、これは一体どういうこと?」 突然の不可解な状況に見舞われ、俺は混乱していた。 ベッドの上で両手を手錠で拘束され、いつの間にか全裸になっていた。 改めて状況を確認してみたが、やはりこれは驚きを隠せない。 「あっ、目が覚めた?」 そんな俺の目前に、ベッドに腰かけている美少女がいた。 腰まで届く金髪ロングに蒼い瞳、一見すると外国人のような容姿だ。 「随分とお寝坊さんね。疲れてるの?」 妖艶な笑みを浮かべながら、俺の顔を覗き込むブロンド美少女。 その愛らしさは惹かれるものがあるが、ここは騙されてはいけない。 おそらく無駄だとは思うが、拘束を解いてくれるように懇願してみる。 「……ああ、疲れてるな。だから、これを解いてくれないか?」 「無理に決まってるでしょ」 「……ですよね」 本当に聞いてみただけ無駄だった。
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