異世界に飛ばされました

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  「さすがは神(笑)」 俺ごと消されたのは癪に触るが、仕方ないと思い、賞賛くらいは贈ってやることにした。 「(笑)はつけないでくださいよ!モノホンですよ!?YHWHよりも下級ですけど!」 えっ・・・キリスト教の主ってこれよりヤバイの? 「はぁ・・・俺は倫理の授業はいつも寝てるからわからん」 テストなんてね、赤点取らなきゃいいんですよ、化学以外。 「まぁともかく、元の世界に帰ったとしても、近々に復活する邪神に誘惑されてさっきみたいになりますんで。私の仕事を増やさないようにがんばってくださいな」 「えらく他人任せだな神(笑)さんよ」 「ですから、(笑)はつけるなと・・・いえ、いいですよはい。まぁ元の世界との通路は私が管理しているわけですし」 ふーん、元の世界との通路は私が、ねぇ・・・? 「邪神なんてお前らで何とかしてくれ。俺は嫁に会いに行く」 そこにあるのは、確固たる意思だけだった。 「うわ、そんなしょうもない理由でドヤ顔する人初めて見ましたよ。ついでに嫌です」 ついで扱いしやがったこの神。 「神神神神うるさいですね、まるで私が神みたいじゃないですか」 ・・・突っ込まないからな。 「なんで嫌なんだよ?人が邪神を創ったとか、お前がめんどくさいとかか?」 「しかとですか・・・まぁ主には後者ですが、私の身内でもない人間のために大いなる悪意の塊(エレボス)と対抗するとかマジ面倒ですよ」 ふむ、なるほど・・・案外自分勝手なんだな。 あぁ、神ってそういうのが多いんだっけ? 「でもカズと凛にも頼んだんだろ?魔王討伐と一緒に任せればいいじゃねぇか」 「そうしたいのは山々なんですけどねぇ・・・彼ら真面目過ぎるんで好きくないです」 ふむ、なるほど・・・適当な(ry
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