序章

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それは、俺達SOS団が冬の合宿で遭難したときのことだった ハルヒが絶対零度くらいは軽くあるんじゃないかと思うくらい冷たい視線を俺に向けていた 「最近、有希と何かあった?あんた最近有希ばかり見てない?」 適当な嘘をならべたがこいつは勘がいいからな、嘘ってことに気付いてのかもしれない その数日後に古泉から電話がかかってきた 相変わらず演技がかった口調だ 「こんばんわ、実は非常にまずい展開になりましてあなたに来ていただきたいのですが…」 どうした、また閉鎖空間か? 「驚きですね ご名答」 お前から振られる話なんてハルヒ関係しかないからな 「そうですか? そんなことはないと思いますが その通り閉鎖空間が発生したのですよそれも、とびっきり巨大なやつでしてあなたに涼宮さんをなだめて欲しいのですよ」 またあれをやるのか?「その心配は必要ないでしょう 今回は特別ですから」 何が特別なんだ? 「来ていただければ分かりますよ それでは、学校でおちあいましょう」 まだ行くとは言ってないんだが…こいつもハルヒと一緒にいてハルヒに感化されてるんじゃないか 「その可能性もありますね 関わる人によって変化しますから そもそも人の性格の構成は…」 分かった、分かった今度ゆっくり聞いてやるから学校に行けばいいんだな? 「話が早くて助かります ではお待ちしてますよ」
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