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ガタガタガタ・・・
水車の音だ。
いつも私は、この音で目を覚ます。
いい目覚ましといえばそうなるし、安眠妨害機といえばそうなる。
この世界は自給自足をしなければ生きていけない世界。
だが、それでも毎日にやりがいは感じているし、悪くない。
私には妻も、娘もいた。
今日は朝から二人で森に出かけたようだ。
日が暮れる前に帰ってこなければ、魔物が活動を始める。
この世界は死が結構近くにあるのだ。
だが、私に不満などない。
強いてあるとすれば、私も森に行きたかったことぐらいだ。
こうして今日も私は木を切ったり石炭を掘ったりと、生きていく上で必要なものを集めにかかる。
この世界での仕事のようなものだ。
こうして私は今日も家族を養うため、近くの採取場へ出かけた。
――ジジッ
突如、新鮮な空気を余所に不吉な音がこだまする。
――――ワープ完了。目標座標点のほぼ真上に到着――――
そんなアナウンスが、突如現れた謎の建造物の中に響き渡る。
???「アハハッ、わずかにそれちゃいましたかー
でもまぁ仕方ない
この未発展の世界なら正直どこに着いても一緒のようなものですしね。
さて、――――
・・・仕事を始めましょう」
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