1.始まりの蛇

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もともと輪廻の蛇になるとは思ってもいなかった。 昔から生きているものに歯車があるのは見えていた。生きているものにとってはこわされてはいけないものである。輪廻の歯車の監視をすることになるとは…。 ん?俺か?俺の名はアヴィ。ウロボロスともよばれている。人の姿をしていたり、蛇になってたり、まあ、人の姿がスタンダードだ。さて今俺は歯車が少し狂ってしまっているためその原因の元にいる。 全身真っ黒な兎が原因の元。 本当は少し狂ってもすぐにはどうこうなるわけじゃないんだが『命の歯車』が狂ってしまっているため俺は来た。これが狂ったら他の輪廻の歯車が狂っちまうんだ。黒兎の力の影響を受けて・・・大変だよ。とあれこれ考えていたら兎がこっちを見た。不気味な赤い目だ
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