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教育係を絶対にやらないと豪語していた人が、急によその課の新人を教育するなんて不思議でならない。
やっぱり嫌な予感しかしない。
たぶんライバルに違いない。
仕事はかなりリードされてるし、恋のライバルとしてもイケメンじゃ相手が悪い。
こんなことなら研修中にもうちょっとアプローチしとくんだった。
相手はイケメンでエリートだけど、こっちは同期っていう強い絆もあることだし。
簡単には負けられない。
なんとか仕事が出来る男になって、あの人に肩を並べるしかないか。
目の前のハンバーグに、フォークをぐさりと刺して決意を新たにした。
「まぁ、せいぜい頑張って」
「あ、あぁ」
ニヤリと口角を上げた山本にすべて見透かされているのが悔しい。
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