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不意に思い出す
あの日の事
今日と同じように
雪がちらついて
美しい景色
隣には君がいた
片割れの指輪はもう
繋がることはなくて…
会いたくて泣いた
冬の夜の街
君の後ろ姿をただ
探していた
幻でもいいから
またもう一度
「愛してる」って
聞かせて欲しかった
叶わないモノ
わかってるはずなのに
どこかで期待してる
夢なら覚めてと
ただひたすら願った
今隣に君はいない
モノクロになっていく
記憶は色褪せて
変わっていく日々
幾度季節が巡っても
まだ君の事をずっと
想っているから
伝えきれなかった
愛してるの言葉
いつか君に
届いて欲しい
かじかむ指先
一人じゃ温まらない
感覚さえ忘れそうで
君がいれば
君が傍にいれば
きっと笑っていられるよね
愛した事を
誇れるように
いつまでもずっと
君を想うから
いつかまた笑って
会えたらいいね
この片割れの指輪
ずっと輝くように
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