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「お茶を持ってきました」
話が一旦終わった所で妖夢が帰ってきた。
すると、幽々子がある事を思いついた様に言う。
「そう言えばルーク。
貴男は泊まる場所でもある?」
いきなりの質問だった。
俺はまだ来て少ししかいないので、この幻想郷について知らないし、泊まる場所など決めれるはずもない。
「いや、そんなのあるわけないだろ……?
どうして、いきなり聞いたんだ?」
俺が理由を聞くと、意外な答えが返ってきた。
「何となくよ。
だったら、ここに泊まると良いわ。
貴男といると楽しいそうになるかもしれないしね」
「幽々子様、正気ですか!?」
それに驚いた妖夢が聞く。
「あら、妖夢。
私はいつだって正気よ。
さて、ルーク、貴男はどうなの?」
俺は考えるが正直に言えば、もう決心しているんだけど……ここは、考えるフリでもしとく。
そして、俺は幽々子の顔を見ながら言った。
「こんな俺だが……宜しく頼む」
こうして、俺の白玉楼での居候生活が始まった。
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