『最終試練』?ゴールドドラゴンですね、わかります。

7/46
19885人が本棚に入れています
本棚に追加
/454ページ
が、これにはもう慣れているようで、すぐに対処する 「知らん。場所はわかっている。強制だ」 「え?どういうーーーキャアアアアアァァァァァァ……」 声がだんだんフェードアウトしていく中、昔の自分の強引な性格に戻りつつある自分にため息がでる 「はぁ………さて、やることはたくさんだな」 まず最重要なのは、こちら側の希望であるジン、ハル、アリスの安否の確認 ジン、ハル、アリスが即戦力になるのはもちろん、この中の二名の使い魔が天界最高戦力だ。よってこれを最重要とする さらに、その後のまだ終えていない修行の手伝い 最後に、既に三名の大天使が行方不明になっている件。これは心当たりがあるので、今送った大天使で片付くはず 「しかし………魔界も厄介なのを送ってきたな」 そのつぶやきは誰も聞こえない ~天界~ ガブリエルが、『死』を間近に感じた、刹那 「…………ァァァァァァァアアアアアアャキ」 真上から、物凄い速さで落ちてくる物体が 「いたぁっ!?」 ガブリエルの目の前で黒の高速の腕に直撃した 「あぁ?」 流石に先程のテンションはなく、本当にわけがわからなそうな黒。だが、ガブリエルは声とこの登場の仕方で大体は正体がわかっていた 「………なぜ………ミカエル様が……」 「いたたたたぁ……」 空中で膝をつき黒の拳を受けた後頭部をさすっている金髪の女性ーーーミカエル 身長は低くも高くもなく、胸もセラフィムと比べると申し訳程度にあるだけ。さらに金髪も肩に触れる程度で、顔も幼げ。第一印象は『バカな妹』という感じだ 「んもう!ゼウス様のバーカ!うーんこ!おしっこたれぇ!です!」 現れていきなり頂点であり、天使のすべてであるはずのゼウスをバカにしだしたミカエル。流石に黒も沈黙するしかなかった
/454ページ

最初のコメントを投稿しよう!