『最終試練』?ゴールドドラゴンですね、わかります。

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「………あれ?」 腰に手をあて、プンプン、と怒りをあらわにしていたミカエルがいきなり何かを思い出したようにきょとん、とした 「………あの、ミカエr「あぁぁぁぁぁ!!!」……???」 ガブリエルが、どうかしたのか、そう聞いた直後にミカエルが叫びだす 「せっかく!せっかくここ!ここまででかかってたのに!忘れちゃったじゃないですか!」 手を首のあたりに持っていき『ここ』を表現するミカエル。小さな子供がごねているようにしか見えない 「………俺様の腕が………あんなちび天使に……」 黒は黒で衝撃を受けており固まっていいる 先程まで『死』を覚悟していたガブリエルからしてみればカオスこの上ない 「………もういいです。あきらめました………ところでガブリエル」 「へ?あ、はい」 雰囲気が意味の分からぬ方へ飛んでいった元凶に話しかけられ少し慌てるガブリエル 「あの………黒い方はどなたですか?」 「……………」 状況をまったく理解していないものが見ても『あぁ、あれは確実に敵だな』と納得する容姿(というか形?)をしている黒 それを指差して尋ねるミカエルに呆れるしかないガブリエル が、そこでようやく黒が我に返り、叫ぶ 「………チィ……てめぇ!いったいなにもんだぁ!」 「え?私ですか?私は………はっ!待ちなさいミカエル!もしかしたらあの方は敵なのかも……」ブツブツ よし!、とガッツポーズをするガブリエル 自分も先程からミカエルのことを様付で呼んでいるが、黒はそれを聞いていないようで、自分より上だと分かっていない 戦争では情報は命取りになる。それがどんな些細なことでもだ ガブリエルはこの隙に手に魔力を溜めt「私は天界大天使序列三位のミカエルではありません!」 「……………」 「ふふーん」 私、いいことした!とでも思っていそうな態度。腰に手をあて顔の周りにキラキラが見える ガブリエル、涙目
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