交差する線と線

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その頃…ベルウィードホテルの一室 「ヒィ!!だ、だから知らねぇって言ってんだろうが!!」 そこには男とバイザーを付けた女性とおぼしき存在がいた。男は酷く狼狽していた 「そんな筈はありません…イクスは我らマリアージュの王…それを近年[トレディア・グラーゼ]が発見したと聞きます」 「トレディア…くそっあの馬鹿じじぃ何に首を突っ込みやがった!!なぁ俺はイクスなんて代物は知らんがトレディアの居場所なら知ってるぜ。その情報を渡すでどうだ?」(男) 「…………良いでしょう。教えてください」(マリアージュ) 「あぁ…あのじじぃ12年間雲隠れしてたんだが…最近俺に連絡を入れてきたんだ、まぁ何だかんだで俺も世話になってるし、何より羽振りが良いからよ。引き受けたんだよ」(男) 「……成る程…ではトレディアの現在の居場所と通信端末の番号を教えていただけますか?」(マリアージュ) 「あ、あぁ…今の場所は知らんが最近ミッドの地下街に出没してる、で番号はそこにある俺の端末に入ってるからコピーするなりなんなりしてくれ」(男) と男が顎で差した端末をマリアージュは拾い…暫く眺めて 「……情報提供に感謝致します。では失礼します」(マリアージュ) 男に端末を返してマリアージュは部屋の入口から出ていった 「……はぁ…何だったんだよあいつは…全くトレディアのじじぃに関わると面倒極まりないな…にしてもイクスって一体何だ?古代の宝か魔導書、もしくは兵器か……………って兵器?……イクス……おいおい…あの怪物が探してるのって…まさか!?グアァァ!!」(男) 男が結論に至った刹那頭痛が襲い男は悶えていた所に… 「要救助者発見!!男性一名!!」(スバル) 「もう大丈夫ですから…」(麻紗人) スバルと麻紗人が部屋に入ってきた 「じっとしてて下さい…今バリア張りますから」(スバル) とスバルは男を囲うようにバリアを張った 「ふぅ…取りあえず報告を…」(麻紗人) しようとした瞬間 「な、ななななななな何だよこりゃ!!」(男) 「え…な、何が」(スバル) という男の叫び声が聞こえ麻紗人が見ると男の右手が鋭利な刃物になり男の喉元に向けて動いていた…スバルは困惑してしまって動けないでいた 「い、嫌だ…死にたくねぇ死にたくねぇよぅ……助けてくれぇ!!」(男) 男は泣きながら麻紗人とスバルに懇願した 「スバル!!今すぐバリア解いて!!」(麻紗人) 麻紗人はスバルに言い放った 「えっ…「良いから早く!!」わ、分かりました!!」(スバル) とバリアを解いた刹那麻紗人は男の元に跳んだ…そして麻紗人の手が男の右手に触れた
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