序章

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10月25日 深夜一時半すぎ 学園都市第15学区 ある店に数人の客と店主の男がいた どこにでもありそうなバー カウンターの後ろには高そうな年代物の酒が並んでいる ガチャっとドアのあく音 一人の男がはいってきた 「いらっしゃい」 店主の男は慣れた風に軽い挨拶をする 店主の男の風貌は20代後半、身長170センチぐらい、黒髪 はっきりいってどこにでもいそうなただの男性である 対して入ってきた男の風貌は10代後半、身長165センチぐらい、赤に少し黒が混じった様な髪 男は挨拶を受け流すとカウンター席に座った 「ご注文は?」 店主が聞くと男は何も言わずカウンターの上に携帯端末を置く はたから見れば何をしたいかはいっさいわからない しかし、彼らからしてみればそれは明確な意味をなしていた
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