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瑠色は、そんな私に涼しい顔をして笑みを落とす
「予約はしてあったよ
だけど、こっちの方がいいと思って変更したんだ」
部屋に連れて来られた私は、まずテーブルの上に準備された料理に驚いた。
シチューに、チキン
サラダとフランスパン
焼きたての匂いがまだ部屋に漂う
全て自分で作ってしまう彼は、本当に出来た人だ。
シャンパンで乾杯
白ワインに、チーズ
レストラン並のおもてなし
それだけでも、雰囲気にのまれてしまいそうなのに瑠色のエプロン姿が堪らなく格好いい
白シャツに、腰から巻いた黒のエプロン
喫茶店のウェイターの様な格好で、時折目にかかって邪魔なのか前髪をかきあげる姿
心臓がいくつあっても足りない
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