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愁「千尋さん、放して」
千尋はゆっくりと腕を放していく。愁は千尋の両手を握ると、向かい合うように座り直した。
愁「千尋さん不安なの?」
千尋「何が」
愁「俺だって、千尋さんの事全部分かってる訳じゃないから、分からないけど」
愁は千尋の目を見ながら笑った。
確かに千尋の目の奥に見える不安の影。
愁「変だし、目は嘘を吐かないよ。千尋さん自身も俺に嘘吐かないよ。」
千尋「しゅ…」
一葉「如月ぃいいいっ!!!」
葉月「しゅー」
茜「…っ?!」 千尋の声はいきなりド派手に登場した一葉とその影に隠れていた葉月と(一人おろおろしている)茜によって遮られた。
愁「何、」
一葉「何で途中で切るの?!めっちゃ続き気になんじゃん!!」
…あれ、俺のせいじゃないんだけど。
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