僕と俺

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「き、貴様は、何を話している! 判る言葉で話せ!私の悪口でも、話しているのか!」 激しい口調でいい出した先生に、呆れた様子でブレス達が言う。 『何なのだ?彼は?』 『何を話している?』 『何か、怒っているようだが?』 不思議そうに言う彼等に溜息をつく理事長。 俺は、笑顔で答える。 『言葉が判らないので、困惑しているだけですよ。 大丈夫ですから。 あ、後ですね。 皆さんは、最近話題になっているプログラマーのメシアって知って居ますか?』 俺は、あえてわざと英語で言った。 『な?メシア?』 ブレス達は驚愕の表情をする。 俺は笑みを浮かべて言う。 『彼とは、知り合いなんですよね。 もし、僕に手を出せばきっと彼が動くでしょうね』 俺の言葉に、青ざめるブレス達。
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