第一幕 動き出す運命

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しっかりしなきゃ。 ここには私しかいない。 焦る気持ちを抑え、カバンからケータイを取り出す。 119… 救急車をよんだ。 間も無くサイレンの音が聞こえてくる。 「こっちです!」 大きくてを振り呼ぶ。 すぐに救急隊員が総司をみて、救急車に乗せる。 「名前はわかりますか?」 「沖田総司です。」 「…えっと、ご家族?お知り合いですか?」 救急隊に聞かれハッと我にかえる。 「あ…いえ、さっき名前は聞いてたので。知り合いではありません」 「そうですか、状態があまり良くないので、急いで搬送しますので。」 そういうと、救急車は走り出した。
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