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アンラ「あの技のキレはどうした!?
あの身の毛もよだつような戦略は!?
踊るような体捌きは!?
千手先を読んだような行動は!?
そして何より・・・・・・・・・愉しそうに笑うお前はどこいった・・・・・・」
アンラの顔にあるのはバステリヌの行いによる怒りでも、ロキと戦うことへの絶望でもなく、ただ純粋までの落胆だった
久しぶりのロキとの戦闘、バステリヌへの怒りも僅かながらあったがそれでもロキとの戦闘に気分が高揚するのを感じていた
しかし蓋を開けてみればどうだ?
自分が認めていた彼女の戦闘スタイルは影も形もなく、獣のように腕を振り回すだけのつまらない攻撃
バステリヌに操られる前のロキを知っているものなら直視することが出来ないほどに酷いものだった
アンラ「・・・・・・もういい」
再び殴りかかってきたロキの腕をつかみ、地面へと叩きつける
その時にロキの腕が不自然に曲がったがロキもアンラも顔色一つ変えなかった
アンラ「お前はロキじゃねぇ、ロキ【だった絞りカス】だ
なら、カスならカスらしく燃え尽きていやがれ」
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