薄荷味の真夏日

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薄荷味の真夏日

拝啓 夏休みも近づき日も高まり、山河恋しき季節となりました。 連日酷暑が予想される最中ですが、貴方様はお元気でしょうか。私は元気です。 さて、戯れる子供達に幼少期を思い起こさる夏が来ました。 つい幼心地に透明な飴玉、薄荷味のそれを舌で転がすと、何時になっても夏のあの日が浮かびます。 だから敬具無き手紙、これを貴方様に御送りします。 貴方様は一体何を感じ、一体何を想い描くのでしょうか。 さて、拙きこの自文を今、前置きへと変えさせて頂きます。 では、ごゆっくりとお楽しみください。
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