神話の少女

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神話の少女

「・・・さみしかったんだ。 始めはただ、それだけだったんだよ」 彼は言う。 彼は呟く。 そして少女は 「もうさみしくないよ。 ・・・・・・私が、傍に居てあげる。だから、さみしくないよ」 寄り添う。すがる青年。痛々しく、ただ、ただ。 ―それを遥か向こうで ・・・赤銅色の髪の少年が言葉無く、見守っていた。
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