プロローグ

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ただいまの日付は7月19日、時間帯は深夜、一人の少年……天冲 才人(あまおきさいと)は何をするでもなくぶらぶらしていた。 「あぁ~、最近何にも面白い事が無いなぁ……とりあえず今日はもう帰るとするか……」 すると、そう遠くない場所から「不幸だぁーっ!!!」という叫び声が聞こえた。 それを聞いた才人は笑いながら 「ははっ、また当麻はなんかのトラブルに巻き込まれてるのか。相変わらず不幸な奴だなぁ。」 と言った。どうやら、叫び声の主……当麻という人物と才人は知り合いのようだ。 そして、その後に「バチィッッ」という音と、青白い閃光が声の聞こえた場所からそう遠くないと思われる所から発生した。 「あぁ~、今度は“第三位”にでも絡まれてるのかな?まぁとりあえず御愁傷様、当麻。」 才人はそう言うとその場所から去っていった……
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