物語は突然に

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辺り一面が真っ白。 白のペンキを一面に塗りたくったように真っ白な空間。そんな不思議な空間に二人の姿があった。 「ちょっと人殺し、してくれない? ていうか皆殺し」 そんなイカれた台詞を吐くのは長い紅髪が印象的なナイスバディーお姉ちゃん。自称神だと。正直意味不明。 「だが断る」   こっちのイケメンボイスで喋るのは今さっき神様(笑)の御前に召喚された俺、黒田黒助。19才でござる。 あーあ、あと一才で大人になれたのになー、俺ってばあんな事故で死ぬとか。はあ。 「へえ、別に断るのは構わないんだけどね」 あれ? 案外マトモ──── 「また別の人間ぶっ殺して呼んでくるだけだし」 あっるえー? 俺死んだのコイツのせいなんだー。 よし犯そう。
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