咲良の野望～蒼天録～

真実はいつも一つとは限らなかったりする

「まったく……何か質問があるやつはいるか？　いるなら特別に一人分だけ時間をやるぞ」

「ちょｗｗｗ仕事ちゃんとしろしｗｗｗｗｗ」

　ウィード先生の言葉にみんな周りのやつらとヒソヒソと話し出す。きっと聞きたいことだらけで大変なんだろうね。

「まあ、変なやつではあるがギリギリでまともなやつだから遠慮せず聞いても構わないぞ」

　なんか、さっきからウィード先生がひどいおｗｗｗ

　ウィード先生の言葉を聞いてもまだ抵抗があるのかなかなか手が挙がらない中、一名だけ恐る恐ると手を挙げた猛者が現れた。

「よし、じゃあタイジュ……は二人だからタイジュ二号」

　普通にグンジョウって呼べよｗｗｗってか、お前は聞いたらいかんだろｗｗｗｗｗ兄弟設定なんだし。

「えっと特別編入枠ってなんですか、その……兄さん？」

「あー、あれ言ってなかったっけ？」

　グンジョウはどうやら雰囲気に合わせてくれたようなので、俺も忘れてた設定で合わせる。